第23話 驚愕のレイキ交流会
【リュウのスピリチュアルヒストリー ~内面世界への旅行記~ 】※1年半以上前の出来事です。
催眠療法に通うかたわら、近場のレイキ交流会に参加した。交流会とは、誰でも参加できるもので、初心者にとっては体験入学のようなものであるとともに、既に経験したことのある人達にとっては、定期的にレイキにふれるためのお稽古的な意味合いがある。
私が参加したのは、芦屋にある太田太さんが主宰する「風船の部屋」の交流会だった。太田さんは、『ヘミシンクで起きた驚愕の「前世体験」』(著:鈴木啓介)や『ヒーリング・ザ・レイキ―実践できる癒しのテクニック』
(著:青木文紀)にも登場するベテランの臼井レイキマスターで、萩森さんのレイキの師匠でもあった。
開始時刻より1~2分遅れて部屋に入ると、太田さんしか居なかった。「げっ、誰もいないの?」と思いつつ、記帳する。太田さん曰く、「遅れる」と連絡があった人もいるようだ。太田さんとは初対面であったが、二人とも臼井レイキの師匠がレイドウレイキを主宰する前述の青木文紀先生であり、しばらくレイドウレイキについてお話する。
15分ほど経ってから、ようやくもう一人が姿をあらわす。見たところ、30代後半から40代前半の黒髪の精力的な男性だ。なんと前述の鈴木啓介さんだった。鈴木さんは、へミシンクという簡単に瞑想状態になれる音響技術の体験談を本にされた。
鈴木さんはへミシンクのCDを聴いて、ハイヤーセルフと邂逅し(ここまではよくある話)、ハイヤーセルフが肉体に入って、ちょうど漫画『ヒカルの碁』のヒカルと佐為のような状態になってしまわれたそうだ。高次元意識が次元降下して個人の肉体に入る現象をディセンションというのだそうだが、次元降下したハイヤーセルフをハイヤーさんと名付け、日本や死刑制度やレイキについてやりとりしているのが、めちゃくちゃ面白かった。
それだけに驚きもひとしおで、これは記念に何か残さなくては、と思い、生まれて初めて、他人にサインをねだってしまった。ちゃちな紙とペンに、鈴木さんは快く書いてくださった。何の気なしに年齢をうかがうと、もう51歳というから、また驚いてしまった。どうみても10歳は若く見えた。
さらに4人の女性が見えた。太田さんを含めて、以上7名集まったところで、交流会が始まった。なんともゆるいスタートだったが、自己紹介をうかがうなかで、程なくしておかしなことに気づく。
まず太田さんの生徒さんはおひとりだけだった。あとは鈴木さんと私の男性陣に、交流会だけ参加する心理カウンセラーさん、知人に「レイキは波動を上げるのにいいよ」と、すすめられて初めて来た心理カウンセラーさん、もう一人は遠方の方で、何やら相談事があって来られたようだ。
この相談事というのが、ぶっ飛んでいて、宇宙語が話せるようになったのだそうだ。披露してもらったが、訳のわからない言葉を、何らかのルール(?)に従ってしゃべり続けられた。まるでタモリみたいだな、と思ったが、そんなに芸達者な人とも思いにくい。
高校生時代に、『幻魔大戦』というSF小説を愛読していたのだが、そこで、突然異語だか宇宙語だかを話せる人が、しばしば取り上げられていた。おそらく、オカルト色の強い世界では、結構知られた現象ではないだろうか。
何か変なのに取りつかれてないか、わかる人達でチェックしたが、特段問題は無さそうだった。どうも元々、結構霊媒的な素養の強い人のようだ。
心理カウンセラーさん二人も、只者では無かった。いわゆるサイキックというか、ネィティブの霊能者だった。参加者の一人をさして、「○○さんが、江戸時代に武士だった姿がみえます」と、かましてくれた。お二人とも、普段は自分が「わかる」ことは隠しているそうだが、今日だけは、理解がある人(?)が多いので、ガードが緩いようだ。
一通り自己紹介が終わったところで、発霊法を行い、そのあと、輪になって、レイキ回しを行った。明らかに、これまで経験したレイキの輪に比べると、空間がゆがんでみえるくらい、強い力が集まっていた。太田さんが「今日は波動が高いな・・・」と苦笑していた。
レイキをやっている方々ならよくご存知だと思うが、レイキをされる方は皆さんいわゆる普通の方ばかりだ。サイキックとか霊能者とかいわれる類の人は、先生役を務めるマスターも含めて、ほとんど居ない。それだけに、これだけオカルト色の強い場を体験するのは、珍しいと感じた。太田さんの生徒さんが、「私、ここに居ていいのかしら?」とおっしゃっていたが、私もそんな気分だった。
もっとも会自体は非常になごやかで、鈴木さんはずーっと下ネタを連発していたし、みんな遅刻してくるくらいだから、ピリっと締まった会合とは程通り、ゆるゆるの雰囲気だった。私自身もなんだかいつもより楽しかった。
そうこうしているうちに、ヒーリング実習の時間がやってきた。二組にわかれて、相互にレイキヒーリングをし合った。私は、鈴木さんと二人の心理カウンセラーさんとの組だった。よく考えると、レイキを習ったことがあるのは私だけだったが、みな、適当に手を当ててエネルギーを流しておられた。お一人、ヒーリングされてる最中に涙を流しておられた。なにか呼び覚まされたようだ。
私自身、この時のヒーリングは印象的で、されている間は、「熱いな」くらいしか感じなかったが、交流会が終了する頃には、浄化の炎に包まれている感覚になってきて、しばらく「すげぇ~、すげぇ~」と興奮していた。これだけインパクトのあるヒーリング経験は、初めてだった。
ヒーリングを受けた時間は15分ほどだったが、三人の波動の高い人にいっぺんに手をあてられたのだから、強烈だったのも当たり前かもしれない。今でも忘れない経験だ。
後日、再度『風船の部屋』の交流会に参加し、また同じ芦屋でやっている『現代レイキ』の交流会にも参加したが、この時のようなインパクトのある経験や、特殊な人達との出会いは無かった。
この時だけの非日常的なイベントだったのだろう。単なる偶然の出来事だったのか、何かしら意味のある出来事だったのか私にはわからないが、もし特別な意味合いがあったとしても不思議ではないような、そんな3時間の出来事だった。
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